熊本県は、地球温暖化によるリスクを低減し、持続可能な未来を実現していくため、将来の目指すべき姿として「2050年熊本県内CO2排出実質ゼロ」を宣言しました。県民みんなでCO2排出実質ゼロに向けて取り組んでいきましょう!
石油や石炭を燃やすと出てくるCO 2 などの排出量が増えると地球温暖化に繋がり、異常気象(猛暑や豪雨など)を引き起こすといわれています。
モノを燃やす、電気を使うなど、人が発生させたCO 2 の排出量と、森林などのCO 2 吸収源による除去量のバランスを保つことができれば、“実質ゼロ”という考え方です。
現在は、CO 2 の排出量の方が多い状態です。省エネや再生可能エネルギーでCO 2 を削減することや、新しい技術によって“実質ゼロ”を目指します。


※再生可能エネルギー:太陽光や風力、地熱など、自然界に常に存在するエネルギー
熊本県では令和2年8月3日~31日にかけて、熊本県民のみなさんに地球温暖化に関する意識調査を行いました。
調査対象
地球温暖化への関心
熊本県の宣言について
地球温暖化への関心はあり、気候変動による影響を身近に感じているという人が大半でした。しかし、温暖化対策の取り組みを行っているものの、「お金がかかる」というイメージが大きいという結果でした。
お金がかからない取り組みもたくさんあります。ぜひ、県民みんなでCO 2 排出実質ゼロを目指しましょう!
家庭や学校でできること
- エアコンを使う時は、設定温度に気をつける。
- 歯みがきやそうじの時は、水を流しっぱなしにしない。
- ものを大事に使う。
- 買い物の時はマイバッグを使う。
- お風呂は冷めないうちに続けて入る。
エコドライブとは?
環境に配慮した自動車の使用のこと。やさしい発進を心がけ、無駄なアイドリングを止めることなどで、燃料を節約できます。
BDFとは?
BDF(バイオディーゼル燃料)とは、使用済み天ぷら油等の植物由来の油から精製される、経由の代わりとなる燃料。植物が育つ過程でCO 2 を吸収するので、BDFの使用によるCO 2 排出はゼロカウント。
グリーンカーテンとは?
ゴーヤなどのツル性の植物を、窓の外や壁面に張った網などにはわせて、カーテンのように覆ったもの。太陽の日差しをさえぎる効果や、植物から蒸散される水分による冷却効果があり、エアコンの電力をおさえる等、省エネ効果があります。
エコ住宅とは?
地域の気候・風土に合わせて自然素材や自然エネルギー、省エネ・新エネ技術を取り入れた自然と共生できる家のこと。太陽光発電、高断熱、省エネ設備で、家庭で使うエネルギーをおおむねゼロにするZEH(ゼッチ)の家も増えています。
エコライフ